オリジナルアニメを作る必要があるのは、業界の衰退とアニメーターの酷使を防ぐためです。
アニメ業界が始まった当初から叫ばれている大きな問題は、アニメーターの薄給問題です。
安い賃金で長時間働き続けるのはまさに過酷以外の何物でもない。
その薄給問題は手塚治虫氏が低賃金で制作を引き受けたことが慣例になっているからという噂されていますが、そうだからといって嘆いてばかりでは何も変わりません。
賃金を上げるには原作ありきの作品を制作し続けるのではなく、自分たちでオリジナルストーリーを作って発信していくしかないのではないでしょうか。
その昔、名作が誕生した当初は『ガンダム』にしろ『マジンガーZ』にしろアニメが原作です。
確かに原作のマンガやライトノベルが売れていることは収益につながるのですが、それは出版社と原作者なのでアニメ制作会社ではありません。
オリジナルアニメを作ることは独立と言っても過言ではありません。
今こそ制作会社がオリジナルアニメを作らばければ生き残れない時代になってきたのではないでしょうか。